加藤諦三の言葉 第207回 [2005/05/17]

元気でないときに、誰とつきあったらよいか? 
『今日という日の使い方』 (三笠書房)


元気でないときに、陰気で気落ちした人、暗い人と付き合うことを避けることである。付き合うと余計気持ちが沈んでくる。 つまり憂鬱な人と傷を舐め合うような関係を築かないことである。そういう人と付き合うとそのときはいいが、別れたあとでもって憂鬱になる。
無気力なときに、無気力な人と会って慰め合うことは、極端に言えば麻薬と同じである。一瞬の慰めにはなるが、長期的にはもっと無気力になってしまう。
夢を語ると、すぐにその障害を語り出す人の方が多い。
蝶を取りたいと誰かが言う。するとすぐに「止めようよ」と言う人が出る。「だってさ、何処に行ったらたくさん蝶がいるかわからないし、それに網だってい るし、捕まえたら籠がいるでしょ」。すると別の人が「谷底に落ちたらあぶないしさー」、「どうするー」、そして蝶を追いかける前に疲れてしまう。
蝶を追って、トンボを捕まえたっていいのである。蝉が捕まればそれでもいい。夢はあくまで夢なのである。それを追っている中に何かが見つかるかも知れな い。
あまり余計なことを考えない。エネルギーがなくなるだけである。



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