加藤諦三の言葉 第201回 [2005/03/07]

今手元にあるものを活用して生きる、これが元気になるコツである。
『今日という日の使い方』 (三笠書房)


 Aという台所には、包丁とまな板と鍋がある。Bという台所には茶碗と電気釜と棚がある。Cという台所には冷蔵庫がある。たとえばこうなっていたとする。
 他人と比較して悩む人はAという台所にいるときには「自分の台所には茶碗がない、電気釜がない、冷蔵庫がない」と言う。
 そして自分がBという台所にいるときには「自分の台所には包丁がない、まな板がない、鍋がない」と言う。
 またCという台所には茶碗がない、電気釜がない、包丁もない」と言う。すべて欠けているものに注目する。
 ないものを気にするから、ないものが気になる。
 そしてそれらを補充しようと努力するならまだいいが、ないものを気にする人はたいていその努力をしない。



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