人を育てる 第60回 [2003/1/7

「良い子」は本当の友達がいない。

「良い子」はコミュニケーションが出来ない。友達がいない。  本当に明るい子は人とコミュニケーションが出来ている。小さい頃に親とのコミュニケーションができる様になっているので、少年になって仲間とコミュニケーションができる。次に大人になってもコミュニケーションができる。  それにたいして「良い子」はコミュニケーションが出来ない。コミュニケーションの取り方が、引くか、絡むかになってしまう。「いやだ」と言われると引いてしまうか、「なんで?」とさらに絡むかになる。あるいはピントが外れる。     母親のいうことを何でも聞く従順な「良い子」は同年令の子となかなか友達にはなれない。自己執着の強い親にしか適応してこないから子供仲間に適応できない。  なぜなら「良い子」は自分を認めてくれる基準が、親と仲間とでは違うと言うことが理解できていないからである。「良い子」は親の感情に合わせているだけで、自分の表現が出来ない。   だから「良い子」は仲間から浮いてしまう。「良い子」は仲間の関係を見ていない。「良い子」は教室で仲間の状態を無視して「静かにしよう」と言って先生に取り入る。  そういってもだめな時でも先生に自分の「良い子」を誇示する。そこで仲間から浮いてしまう。  「良い子」はルールにあわせる。原則によって行動している。「原則によって行動する」とは状況に適応していないということでもある。「自然な子」は、仲間の関係を見ているから無理な時には大きな声で「静かにしよう」と言わない。



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加藤諦三、加藤諦三研究室