加藤諦三の言葉 第233回 [2005/12/22]

友情も恋愛も結局のところはお互いの責任。  
「性格が決める『つらい愛』『楽しい愛』」「三笠書房」


もっとすばらしい関係とは、長くつづく関係であるかもしれないが、関係にとって必要なことは長くつづくということではなく、
いつでも壊れる関係だということである。いつでも壊れるような状態にない関係というものは、お互いの自由を束縛するものでしかない。
 しかし“あなたなし”では生きていけなくなった男や女がいたとすると、もしその二人が同じスピードで成長していくならよいが、
そのスピードに差があった時、その関係はどうなるであろうか。そして先にも述べたとおり、成長の差がもっとも厳しい関係というのが
親子関係なのである。
 友情も恋愛も結局のところはお互いの責任なのであるが、親子だけはお互いの責任ではない。子供をもつことの責任というのは、
子供なしに生きていかれる強い自分になるということである。だとすれば、子供なしに生きていけない精神状態になった時、
子供をもった責任として自分が自殺する義務があるのではなかろうか。


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