加藤諦三の言葉 第227回 [2005/11/14]

  幻想なしには生きていけない
「性格が決める『つらい愛』『楽しい愛』」「三笠書房」


 若いということは、幻想なしには生きていけないということである。
 女とはウソつきであり、ずるがしこく、計算だかい。それが女の現実である。しかし、若いということは、
 その現実を認めることができないということである。いや、認めたら生きていけないということなのである。
 女とは、やさしくて、献身的であるという、女についての幻想をもたなければ生きていけないのが   若いということである。
 永遠の愛を誓うことができる――本気で永遠の愛などというものがあると思っている時、それが若さの証拠  なのであろう。

 自分についても同じである。自分はある一人の女性を永遠に愛する。
 けっして裏切りはしない――そんなすばらしい男だと思える時期、それが若い時期だと思う。
 自分についての幻想をもって生きている、幻想をもたなければ生きていけない時期、それが若い時である。
 


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