加藤諦三の言葉 第226回 [2005/11/02]

 強くなれば他人に誤解されても救われる
「性格が決める『つらい愛』『楽しい愛』」
「三笠書房」


 われわれは恋愛すると、恋人に対して時に態度がオーバーになる。それは、人間は自分でしか自分を救えないのだということを忘れるからだ。どんなに苦しいポーズをしてみても、人間はその苦しそうなポーズによって救われるということはない。
 自分の中に他人を救う能力がないように、他人の中にも自分を救う能力がないのだ。各人は各人の力によって自らを救済しなければならない。  それが身にしみてわかった時、はじめて他人を目当てにした態度や言葉がなくなるのではないか。
 われわれが他人を目当てにした態度や言葉を吐くのは、他人が自分を救えると思っているからである。
 われわれは強くなれば他人に誤解されても救われるし、弱ければ他人に理解されても救われない。他人によって理解されるか、誤解されるかということは、自己救済にとって本質的なことではない。


BACK← →NEXT
「加藤諦三の言葉」目次へ戻る
トップページへ戻る

このページに掲載されている記事などの無断転用を禁じます。

Copyright (C) 2000-2006
加藤諦三、加藤諦三研究室