加藤諦三の言葉 第222回 [2005/09/26]

  本当のことを見せてくれる人はいやなものである。
「性格が決める『つらい愛』『楽しい愛』」
「三笠書房」


  もし周囲との相互依存関係を脱した愛があるとすれば、それこそ真の愛であるが、きわめて反社会的な愛となるだろう。
われわれは、われわれの相互依存関 係、場の均衡を乱さない愛を認めることができても、われわれの関係を乱す愛は社会が抹殺する。
われわれがわれわれの周囲の愛を認め、祝福するのは、その愛 がわれわれの生活環境を乱さず、かえってその関係を補強するからである。
そうした意味で、他人の愛を祝福するのは、なんともいやらしい面がある。
 人間がきれいな顔をしてやることの中にはたいてい、いやな面がどこかに隠されている。
いつの世でもウソを見せてくれる人は“きれい”で、本当のことを見 せてくれる人はいやなものである。


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