人を育てる 第66回 [2004/04/02]

なぜ「真面目」な若者が凶悪な犯罪を犯すのか?

なぜ「真面目」な若者が凶悪な犯罪を犯すのか、なぜ「真面目」だった高校生が大学に来て無気力になるのか、な ぜ「生真面目」なサラリーマンが鬱病になるのか、なぜ頑張る人々が燃え尽きていくのか?
よく「良い子」が事件を起こすと「なぜだ?」と言う疑問が世の中にわき上がる。
「良い子」が大人になってよく問題を起こす。それは親に気に入ってもらうための、自分を偽った「良い子」だっ たからである。そういう子は親を愛していないし、本当は親にも冷たい。
問題を起こす「良い子」は「良い子」と言う包装紙で包装されているだけである。中身が「良い子」と言うわけで はない。ボディーは新しいがエンジンは古いのが取り付けられている様なものである。
「良い子」と言う表現もおかしなものである。実体は「良い子」は軽いノイローゼなのである。エンジンが消耗し ているが、車体が高級車のようなものである。
リンゴがひとつしかない。自分がたべたいリンゴを、両親に好かれ るために弟にあげる姉がいわゆる「良い子」である。
自分は両親とお風呂に入りたい。でも親に好かれるために弟とお風呂にはいる。これが「良い子」である。
「良い子」は、満足していない。
おまんじゅうをあげたくないのに、好かれたくて、人にあげる。



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加藤諦三、加藤諦三研究室